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万物の理を解明する。
サイエンティストの夢を乗せて、
最先端技術が金融の地平を切り拓く

INTERVIEW / KAZUYA ISHIKAWA

新規事業開発領域

石川和哉

2016年入社

東京大学大学院 博士課程修了

2016年野村證券に入社、金融工学研究センターに所属。事業会社・金融機関に対し、クオンツとして定量的観点からの財務コンサルティングを行っている。財務や商品に関する分析を行い企業の資金調達の支援をする一方、AIなどを用いたソリューション開発にも携わる。

    • 博士課程で培った
      論理的スキルを活かしたかった

      ― 学生時代はどのように過ごしていましたか。

      この世界がどのような物質で、どのように構成されているのか、ということを知りたいと思い「素粒子理論」を研究していました。博士課程のときは、ダークマターや超対称性理論の研究をしていました。研究の際には理論計算や手計算だけでなく、自分でプログラミングし、シミュレーションすることもよく行っていました。それ以外はピアノを弾くことが多かったです。小さい頃から習っていたので、クラシック音楽をよく弾いていました。

      ― その頃、将来の進路はどのように考えていましたか。

      自分の論理的・数理的スキルを活かせることをしたいと思っていました。素粒子理論は純粋理論でロマンティックですが、解明できるまでに何十年何百年もかかります。目の前の現実に対して、すぐに対応できるような分野ではないので、研究するうちに「目の前にある現象を対象にしてみたい」と思いはじめ、現実社会を対象にして自分のスキルを活かせる事をしたいと考えるようになりました。

      ― 現在のクオンツの仕事には、どのようにして出会いましたか。

      大学の研究室にインターンのチラシが置いてあり、それを見て知りました。そのチラシは他社のものでしたが「プログラミングができれば金融の知識は不要」というものだったので、試しにインターンに参加してみました。そのとき、クオンツという数学的手法を用いて金融に関する分析を行う仕事があることを知り、驚きました。民間企業で数学を用いて論理的に考えなければならない仕事があるとは想像もしていませんでした。そして後に野村證券のインターンにも参加し、クオンツにも様々な種類があると知り、ますます面白く感じて惹かれていきました。

    • アカデミアから
      一歩外に出てみることで、
      より良い道を見つけられた

      ― クオンツの面白さとは、どのようなものでしょうか。

      クオンツの分析では、まず目的を設定し、仮説を立て、使用する手法・データを考え分析し、結果を定量的・論理的にまとめます。そしてその結果を見て、また新しい仮説を立てるというサイクルを繰り返しますが、これはまさに博士課程の研究と同じプロセスであり、そこが面白いと思います。素粒子理論と金融は別物のように思われるかもしれませんが、プロセスは同じ。対象がこの世界の物質なのか、目の前の社会なのか、という違いだけだと思います。

      ― 数ある企業の中で、なぜ野村證券に入社を決めたのですか。

      OB訪問やインターンなどに複数社へ行きましたが、野村證券で働く社員に惹かれたのが決め手でした。明るく活気のある人たちが多く、この人たちと仕事をしてみたいと思いました。実際に尊敬できる方ばかりで、入社後もその印象は変わっていません。大きい会社なので、対象の分野が広く、扱うデータのリソースが大きいということも理由のひとつでした。進路として考えていた「論理的・数理的スキルを活かせる場所」として、消去法ではなく、より良い道を見つけられたと実感しています。

    • 入社1年目から経済産業省との
      プロジェクトでAI開発

      ― 現在の仕事内容を教えてください。

      主に、株式や債券などを発行している企業のお客様に対して財務コンサルティングを提供しています。たとえば企業が資金調達をするときには、株式や債券の発行だけでなく、さまざまな方法があります。その中で、どのような方法が良いのかということなどを、数学や金融工学を用いて定量的に分析し、ご提案しています。そのほか、新規ソリューションの開発も担当しています。

      ― どのような新規事業に携わっているのですか。

      例えば、経済産業省とのプロジェクト「IoTを活用した新ビジネス創出推進事業(ビッグデータを活用した新指標開発事業)」に関わらせていただきました。私の所属するグループは、ビッグデータやAIと直接は関係ありませんが、一緒に参加してみないか、と声をかけていただきました。
      主に担当したのは「SNS×AI 景況感指数」です。Twitterから景気動向に関する大量のツイートを収集し、AIを用いてセンチメント(ポジティブ/ネガティブ度合)として自動でスコア化し、集計することでTwitter上での景況感を表す指数を開発しました。まさか証券会社でAIを開発するとは思ってもいませんでした(笑)。指数が完成すると、新聞やテレビにも取り上げられ、大きな反響をいただいたので、とても嬉しかったです。

    • 研究課題について議論を深められる
      仲間がすぐ傍にいる

      ― これまでにもAI開発の経験はあったのでしょうか。

      AIやディープラーニングは未経験の分野でしたが、取り組むプロセスは博士課程で行っていた研究と同じだろうと思い、試行錯誤しながら開発しました。入社1年目にも関わらず、そのような機会をいただけて嬉しかったです。経験を問わず、グループリーダーとも積極的に議論できる環境があるからこそやり遂げられたのだと思います。

      ― 将来的に、AIでチャレンジしたいことを教えてください。

      AIなどの新しい技術を財務コンサルティングにも取り入れていきたいと考えています。現状では、簡単なサポートベクターマシンや浅いニューラルネットワークですら、モデルを作り、結果が出せても「なぜそうなるのか」という説明が難しい状況です。ブラックボックスのままではお客様へ説明できないので、どのように説明するのかが課題です。
      私自身が博士課程を修了していることもあり、人並み以上に新しい技術やデータへの興味はありますが、ビジネスである以上は、どんなに手法が面白くても相手に伝わらなければ意味がありません。これまでに培ってきた論理的・数理的スキルを活かして、より良い形で社会に役立つ仕事をしていきたいと考えています。

新規事業開発領域のご紹介

  • 情報の根源を辿るスキルこそが困難を打開する

    AI開発領域 工藤秀明

  • 自然科学のアプローチで解き明かされる金融マーケットの神秘を求めて

    データサイエンス領域 饗場行洋

  • デジタルの世界に国境はない。海外企業と共にイノベーションを巻き起こす

    デジタライゼーション領域 伊藤健

  • サイエンティストの夢を乗せて、最先端技術が金融の地平を切り拓く

    新規事業開発領域 石川和哉

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