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理論を理論で終わらせない。
複雑な金融システムで自らの得意スキルを発揮する

INTERVIEW / FUMIO KAWAMOTO

川本史生

2017年入社

大学院でコンピュータサイエンスを修めた後、外資系証券会社東京支店のテクノロジー部に入社。ニューヨーク本社での4年の勤務を含め、決済系を中心にバックオフィスのシステムの設計・開発・テスト・運用を担当。2017年1月より野村證券ホールセールIT部のアジアCTAチームにアーキテクトとして入社。

    • 金融業界には、自動化の積極性と
      潤沢な計算資源がある。

      ― 学生時代に取り組んでいた研究内容を教えてください。

      大学では学部から情報科に所属して、コンピュータサイエンスを基礎から学びました。研究室ではアルゴリズムの最適化、特に部分計算を用いた自動最適化を中心に研究していました。コンピュータプログラムを抽象化して数式に置き換え、その方程式を解くことで効率の良いアルゴリズムを導き出すためのプログラム変換方法を考案しました。またそれらを使うことで、部分計算をより一般的にプログラムに適用する方法の開発をしていました。

      ― なぜ、就職先として野村證券を選んだのでしょうか。

      1つ目の理由は、この業種の金融機関のシステム環境に惹かれたことです。金融機関ではソフトウエアを駆使してプロセスの自動化が積極的に行われており、そのための計算資源が潤沢にあります。また、金融機関では数値属性のデータが多くあり、システムやアルゴリズムの開発との親和性が高いという思いもありました。2つ目の理由としては、とにかく自分のコンピュータサイエンスの知識を生かした仕事をしたかったので、テクノロジー部に直接採用されることを絶対条件として考えていました。3つ目が最大の理由で、この業界に優秀な先輩が多く、一緒に働いていろいろ吸収したかったということがあります。

      理論を理論で終わらせず、
      機能として実装するまでやり遂げる。

      ― 現在の所属部門と、ご自身の担当業務について教えてください。

      現在はホールセールIT部のChief Technology Office(CTO)アジアチームで働いています。私は特にAI・機械学習分野の戦略策定や、ホールセール全体のシステムネットワークの分析を行っています。業務では組織を横断した様々なグループの技術的課題を考え、また会社としてどのようなテクノロジーを使うかということを考えるため、幅広いコンピュータ言語・ライブラリ・サービスの知識と理解力が必要となります。この点については学生時代に基礎から学び続けたコンピュータサイエンスの知識は重要で、さらに継続的に学び続ける習慣がとても役に立っています。システムネットワーク分析では、グラフ解析や分析アルゴリズムの最適化の知識を活かしています。

      ― ホールセールIT部はどのような職場環境なのでしょうか。

      現在の部署は非常に国際色が強く、CTOチームの米国、英国、インドにいるメンバーと頻繁にコミュニケーションを取っています。以前仕事していた外資系の職場に非常に近い雰囲気でフラットな構成になっており、肩書よりもそれぞれのロールやプロジェクトを軸に日々仕事をしています。金融に限らずテクノロジーの経験が豊富なメンバーと、国内のみならずグローバルな視点でシステムの戦略を考える、とてもやりがいのある仕事です。

      ― これまで取り組んできた業務の中で、特に印象に残っているエピソードを教えてください。

      現在の業務ではシステムネットワーク解析が印象に残っています。金融機関ではいろいろな機能を担うシステムが連携していて、それらの関係は一人の人間が完全に把握するのは不可能と思われるほど複雑です。システム間のグラフは人が作るときれいになるのですが、抽象的で網羅することはできないうえに正確性が欠けてしまいます。だからといって自動生成にしてしまうと、今度は複雑すぎて実用的ではありませんでした。そのネットワークを抽象化、簡略化して人が理解できるレベルに落とし込んだグラフを自動的に生成できたときは、初め理論としてのみあった機能を実装できた充実感がありました。また、これを基にシステムの問題把握をしやすくできたり、監査の助けになったりなど、応用も考えられます。

    • スキル発揮の裏側にある努力。
      「一番好きなこと」に集中し続けるために。

      ― 仕事をするうえで心がけていることや、こだわりを教えてください。

      私はコンピュータプログラムの開発に直接関与できる仕事を続けたいと思っています。いわゆる「現場」で動くものを作ることに関わって、自分の知識・経験を活かしていきたいと考えています。最近ではプログラムのみならず、機械学習モデルのようなものも含まれますが、実際に動くソフトウエアを作り、それが自分の手を離れても継続的に動き利益に貢献しているのを嬉しく思います。ソフトウエアは本来人の作業を減らすものと考えているので、ソフトウエアのために作業が増えてしまうことがないよう、テストを徹底的に自動化するということを心がけています。システムの戦略を考えるのは、この規模の会社の将来のシステムの基礎部分に影響があるために責任も伴いますが、同時に最新の技術動向を把握して、また新しい技術やサービス提供する会社の方と話をする機会もあり、とてもやりがいのある仕事です。

      ― 最後に、読者に伝えたいメッセージをお願いします。

      私は小学生の時にコードを書き始めました。自分が頭で思い描いた通りの振る舞いをするプログラムを作ることが好きで、これをずっと続けたいと当時から思っていました。現在、「自分の一番好きなこと」に集中できる職に就けていて、これはとても恵まれていると考えられるのですが、同時にそれを続けていくための努力も必要です。新しい言語やライブラリを学んだり、業界の技術動向を調べて共有したりという技術的なことはもちろんですが、社内に有用な技術をひろめるに際してのマーケティング手法や、活動のベースとなる哲学など、幅広く学び続けることが求められます。この努力が楽しいものであり、また楽しめるような環境を提供してくれている現在の業務環境はありがたいものだと思います。得意とする専門分野を持ち、そのスキルを金融機関の複雑なシステムで発揮するのはやりがいのあるチャレンジだと思います。システム開発・テスト・保守が国際的な規模で常時行われている野村證券のホールセールITで、自分の可能性を様々な方向に広げられるキャリアの選択肢はとても魅力的なものではないでしょうか。

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  • 理論を理論で終わらせない。複雑な金融システムで自らの得意スキルを発揮する

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